グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ



サイトマップ

トップ >  精密土壌診断 >  よくあるご質問

よくあるご質問



【Q】腐植を増やすことが土づくりですと教わってきたけど、
腐植値はどこまで増やせば良いの?

【A】腐植値単体に理想値というものはありません。
肥料をどのくらい抱える事ができるのかという測定を行っております。CECがそれですが、CECとのバランスが重要です。ちなみに、CECが20の時、腐植は3%、CECが30の時に腐植は5%が目安です。

【Q】石灰:苦土:加里のバランスは5:2:1が理想と聞いていますが、それは測定値ですか?飽和度ですか?

【A】飽和度で診た場合の理想バランスです。
化学生分析値には石灰、苦土、加里それぞれに、実際に測定した数値、置換性●●と、CECに対して何%の濃度かという計算値の、●●飽和度の二つがございます。5:2:1とは飽和度で診た場合の理想バランスです。測定値で診るには、大凡となりますが、3.5:1:1程度となります。

【Q】石灰の利きが良いと葉は病気になりにくいって本当?

【A】作物によりますが少なからず言えます。
作物(種類)によりますが、石灰の利きが良いという事は石灰と相乗効果のある苦土や加里の吸収も良いという事が少なからず言えます。人間と同じです。バランスよく食事(吸収)できている人(植物)は風邪(病気)にかかりにくいですよね。また、石灰には作物の細胞壁を元気にしてくれる働きがありますから、病気にかかりにくいと言えるかもしれません。

【Q】雨の前日までじゃなくて、翌日以降に施肥した方が良い場合もあるの?

【A】あります。
土壌の液相が極端に高い。或いは、土が軽い場合、肥料は有機質でも、化成でも最終的には水に溶けてから吸収されます。液相が高いという事は土壌中の水分が多すぎる状態ですから、溶けた肥料が土から流れでてしまう恐れがあります。軽い土は、溶けた水ごと下層或へ流亡しやすいとも言えます。これらのような土壌では、雨が落ち着いて、液相が安定してからの施肥が効果的です。

【Q】CECとECは違うの?

【A】違います。
体の大きな大人は大きな胃袋。体の小さな子供は小さな胃袋、成長途中の人は胃袋もその中間だったりします。土も同じで、主食は肥料と言う事になりますが、肥料をたくさん抱える事が出来る土、少ししか抱える事の出来ない土、その中間など、様々な胃袋を持っています。これを測定しているのがCEC(塩基置換容量や陽イオン交換容量と言われます)です。ですから、CECからは肥料を保持することが出来る量、言いかえると施用量を考えることが出来ます。ECは電気伝導度といいますが、肥料は土の中でイオン化されます。この濃度を測定したものがECです。大げさな言い方になってしまいますが、土の中に溶けている肥料全ての濃度を表します。ちなみに、ECは、0.8辺りから濃度障害が出やすくなり、1.5を超えると要注意というのが一般的です。CECとECは、文字にしてみると似ていますが、全く違いますので注意が必要です。

【Q】液相値の理想って?

【A】液相の理想は気相(空気)とのバランスです
確かにわかりにくい項目です。液相とは土壌中の水分割合をいいます。液相の理想は気相(空気)とのバランスです。土の中には「土本体」と、「土と土の間・隙間」が存在します。その隙間に「水」と「空気」が入り込み、そこに根が伸長してきます。根には適度な水分と適度な空気が必要ですから、土の隙間を構成する水と空気の比率(バランス)は1:1が基本です。しかし、雨や潅水で水分が一時的に多くなることもあります。この際、重要なのが最低限確保したい空気の濃度。作物によって異なりますが気相率15%と前後と言われております(作土)

【Q】塩基飽和度って何?

【A】アルカリ反応を示すものを指します。
塩基という言葉が入るとわかりにくいですよね。申し訳ありません。分析表の塩基は石灰、苦土、加里、つまりアルカリ反応を示すものを指します。石灰や苦土、加里が土壌中に合計何%含まれるかを表し、同じ土壌なら、塩基飽和度が高い方がphが高くなります。